RoQロール硬度計
RoQは、ロールの巻き硬さを幅方向に最小1mmピッチで測定する事ができる次世代型のロール硬度計です。測定したデータはすぐに背面のタッチパネルディスプレイに表示されます。また、USBケーブルでPCと接続する事で、Excelファイルで測定データを取り出す事ができます。
概要
底部の測定ホイールで距離と速度を測定し、測定ハンマーで細かくロール表面を叩いて硬さを測定します。
測定ハンマーがロール表面に接触してから停止するまでのマイナス重力加速度(単位:g)をもって硬さとします。
RoQをロール上で動かす速度は、ディスプレイに表示されている矢印の色を目安とします。 緑:適正、赤:早い、青:遅い/停止
測定終了後、すぐにタッチパネルディスプレイに結果が表示されます。(過去データもRoQ本体で閲覧可能です)
測定データは測定した年月日フォルダが自動で作られ、その中に格納されます。
測定した時分秒と、入力している場合、ロールIDがファイル名となります。
例)133020_12345(13:30、20秒、ロールID12345の場合) ※ロールIDを入力していない場合、ファイル名は時分秒のみ
PCとUSBケーブルで接続し、Excelファイルとして測定データを取り出すことができます。
導入メリット
紙業界、フィルム業界などで、出荷前検査や、印刷業界では受け入れ検査などに使用されています。
また、ゴムロールの劣化状況を、RoQで硬さ測定する事で定量化しているというアプリケーションもあります。
幅方向に細かく測定する為、ロール内部のシワ発見にも有効です。
右側の波形が大きく乱れており、ロールを展開したところ、シワが発生していた(フィルムロール)
仕様
表示 | 4.3インチ タッチパネルディスプレイ |
---|---|
接続(無線) | WLAN |
接続(有線) | USB |
バッテリー | リチウムイオン電池:4500mAh |
充電方法 | USBポート |
寸法 / 重量 | 180×80×122 mm / 1.4 kg |
バーコードリーダー | カメラ内蔵 |
プロファイル分解能 | 最小1mm(1mmピッチで変更可) ※初期値:2mm ※1測定あたり最大5000ポイント測定可能 (例:1mmピッチに設定した場合、1mm × 5000ポイント = ロール幅:5000mmまで測定可能) |