高温用カメラ
概要
高温用カメラは、高温領域において、プロセス監視をする為に開発されました。
全てのタイプがフューズビュー・サイトグラスを使用しており、カメラの電子回路を安全に保護しています。
他社製品と異なり、冷却水は必要ありません。また、表面のレンズに汚れが付いた時などにメンテナンス用としてエアーを使用しますが、
ほとんどの場合、冷却エアーは必要としません。
CantyVisionソフトウェアと組み合せる事で、炉内のレベル計測や、焼成物の量の測定。炎の監視及び温度測定が可能となります。
ULTRA TEMP™ 高温用カメラ
・冷却用エアー不要
・石英(クォーツ)保護シールド
・周囲温度:90℃
・最高炉内環境温度:1090℃、1370℃の2タイプ
・挿入レンズ長:36インチ(約900mm)/ 24インチ(約600mm)/ 12インチ(約300mm)
EXTREME TEMP™ 高温用カメラ
EXTREME TEMP高温用カメラは、ULTRA TEMP高温用カメラにインコネル製の耐熱ジャケットを装着し、より高温環境に対応したタイプです。
炉内をモニタする為に炉壁レンガの開口部から挿入します。
・冷却用エアー必要
・最高炉内環境温度:1650℃
・挿入レンズ長:36インチ(約900mm)/ 24インチ(約600mm)
MINI TEMP™ 高温用カメラ
MNI TEMP高温用カメラは、他の高温用カメラに代わる、安価でメンテナンスも用意な携帯型高温用カメラです。
コンパクト設計で、移設も用意に行えますが、冷却用のエアーが必要です。
・冷却用エアー必要
・最高炉内環境温度:1090℃
高温用オフトウェア:サーマルビジョン
サーマルビジョンは、主に高温用カメラと組み合せて使用するCantyVisionソフトウェアの機能です。
多周波帯の波長を使って、高温域での連続温度測定が可能です。
VIS、NIR、IRのいずれかの波長で温度を測定します。繰り返し精度は±1℃です。
可視光VISによる焼けた金属棒の温度測定(400~1575 ℃)
・製品の温度測定は、より広い範囲の波長を使用し、放射率による温度のバラつきを低減しています。
・0.4~7μmの可視光線 VISは、放射率の調整やキャリブレーションをやり直すことなく、広範囲の温度を測定できます
スペクトル | 温度範囲 |
---|---|
可視光線VIS | 400~2000 ℃ |
近赤外線NIR | 300~1000 ℃ |
赤外線IR | 0~400 ℃ |
スペクトルによる測定温度帯(例)